広告制作日誌

違いを見せる室内・外観・施工写真の撮り方

違いを見せる室内・外観・施工写真の撮り方とは?

長年広告制作に携わっていると、写真撮影の依頼や、または写真の上手な撮影の仕方などのアドバイスを求められることがあります。

他社との競争の中、広告では、文字や写真・イラストなどをもちいて、少しでも良く見せる努力が必要に思います。
特に、紙面やHP上で目立つ存在であり、少しの工夫で差を付けられるところが写真です。

商品の写真や店舗の紹介に外観や内装の写真を紹介したり、住宅建築会社・リフォーム会社などの建築業界においては、施工例の写真などを紹介したいことが多いかと思います。

今回は、そのような上手に撮れる写真撮影のコツについて少しでもご参考になれればと思います。

撮影機材の重要性「一眼カメラと広角レンズ」

最近では、コンパクトデジカメどころか、スマートフォンのカメラの性能も高まってきたので、スマートフォンで撮影することもあるのかも知れません。しかし、室内や屋外など、広い空間を魅力的に撮影する場合には決定的に足りないことがあります。それは、レンズの特性上「広角に撮れない」ことです。

人間の視野は左右に120度〜程度と言われていますが、コンパクトカメラやスマホなどでは、90度程度までしか撮影することができません。なので、空間を撮影する場合には、人間の視野以上でないと狭く窮屈な写真となってしまいます。そこで必要なのが、一眼カメラと広角レンズになるのです。

一眼カメラは、コンパクトカメラやスマホと比べると圧倒的に写りがよく撮れ、大きなサイズの写真も撮れ、広角レンズを使用すれば、とても広くダイナミックな写真を撮ることができます。

一眼カメラと広角レンズで、10万円程度の初期費用が掛かりますが、広告の見栄えがとても良くなるので、投資以上の価値が十分にあるかと思います。

一眼カメラと広角レンズで広く見せる

室内・外観・施工写真の撮り方のコツ

カメラの種類を問わず、撮り方も工夫をすれば、見違えるような写真を撮ることができます。

著者が考える一番大事な点は、まず「しっかりと構えブレないようにピントをちゃんと合わせる」ことかと思います。

他にもいくつかのコツがあります。

人間がまっすぐ物を見ないと気持ちが悪いように、写真も水平垂直をしっかりと合わせましょう。その他、撮影の際に明るさの調整をしっかりとしましょう。それと、忘れがちですがとても大事なこととしては、撮影する場所の掃除や整頓を怠らないようにしましょう。写真の画質の前に、撮影場所がキレイに見えなければ意味がないからです。

ピント、ブレ、水平垂直、明るさを注意するだけで劇的に変わります。

まとめ

最近では気軽にスマホや手持ちのカメラでも撮影自体はできます。でも周りの広告で写真がキレイだなあとか、この場所に行ってみたい!と感じるような写真は大抵一眼カメラや広角レンズ(場合によっては望遠レンズ)などで撮影されていることが多いです。実際に私のクライアントの多くは一眼カメラと広角レンズを導入しています。

少しでも他社と差別化をしたい、自社の商品をよく見せたいとお考えの方は、写真の質にこだわってみることをおすすめいたします。