広告制作日誌

広告制作・デザイン料金の考え方

●当社の広告制作・デザイン料金に対する考え方

広告制作・デザイン料金を算出するにあたって、一律にはお出しできないというのが、当社の広告制作・デザイン料金に対する考え方です。なので、当社のウェブサイトでは、料金表というものは掲載しておりません。

ではなぜ一律に算出できないのかというと、広告制作・デザインの工程の中にも、また幾つかの工程があり、どの工程からのご依頼なのかに寄って大きく作業内容が異なり、それに伴い料金が異なってくるということに寄るからです。

●広告制作・デザインをする前に知って置きたいこと

まず広告物のデザイン作業をする前に、必ず知っておきたいことが幾つかあります。それは、一般的に「5W1H」などと呼ばれる「いつ(When)・どこで(Where)・だれが(Who)・なにを(What)・なぜ(Why)・どのように(How)」に当てはまる事柄です。

具体的には、

  • いつ   >  製品やサービスを販売する時期
  • どこで  >  販売の仕方
  • だれが  >  どんな会社が誰に売りたいのか
  • なにを  >  製品やサービスの特徴や売りはなにか
  • なぜ   >  広告物の主たる目的
  • どのように > 販売促進や集客方法について何が最適なのか

といったことが挙げられます。さらに言えば、ライバル会社や自社の位置づけ、広告によってどれくらいの成果を得たいのか、なども知っておきたいところです。これらは総称して「販売戦略(マーケティング戦略)」などと呼ばれているものです。

このように、広告制作・デザインをするためには、これらの販売戦略が不可欠で、そして、これら一つ一つに対して、深く掘り下げていくことが最終的な成果に繋がるのですが、ご依頼の時点で、これらの販売戦略の方向性が明確でないと感じることが多いのも事実です。特に広告業界ではない、一般の中小企業様の場合には、これらのことに馴れていないこともあって、販売戦略がいかに不可欠で、販売戦略がしっかりとなされていないと、成果に結びつかないということを、ご理解いただくことから初めなければなりません。

ご依頼主が、どこまで求められるかにも寄りますし、かけるご予算に寄って、できる範囲も限られてもきますが、少なくとも、これらのことは全て考えて置きたいですし、また、方向性が定まっていないと、どのようなデザインにしたら良いのか迷ってしまいます。

●広告物のデザインの質は、求める目的によって変わります

上記でお話ししたように、アウトプットする広告物のデザインの質は、依頼者の求める目的や予算によって変わってきます。
上記のような、販売戦略がしっかりなされていて、目的がしっかりと見えるものであれば、広告物のデザインの方向性が定まり、迷いなく作業もしやすくなります。さらに、販売戦略の重要性を深くご理解いただけ、成果のために十分な予算を確保されるのであれば、デザインに対する検討や試作に対しても、十分に期間をかけることができるので、広告物のデザインの質をさらに高めることができます。

●まとめ

私たち広告制作者は、ご依頼主様のご要望にできるだけ応えられるように、日々努力しています。
当然、販売戦略やデザインの質を最大限に高めることが望ましいのですが、私の考えでは、デザインや販売戦略がしっかりとなされていたとしても、可能性は高まりますが、必ずしも成果に反映されるとは限りませんので、まずは少しづつ、できる範囲で反響をみながら、次の制作物に活かして行き、ご依頼主様と私たちが一緒になって、成果を出せるように取り組んでいくことが大事なのかと思っています。

当社では、広告物のデザインのご依頼はもちろん、販売戦略からも、広告制作のプロとしてお手伝いさせて頂きますので、まずは一度、お気軽にご相談いただければ幸いです。